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司法書士と社会保険労務士の仕事

我々は主に税金を扱う税理士という仕事をしているわけですが、関わりの深い職業に司法書士と社会保険労務士という仕事があります。これらの人はいったいどんな仕事をしているのでしょうか。

司法書士は我々になじみの深い @会社や法人関係の登記業務 A不動産関係の登記業務のほか、依頼人の代理人として裁判所に出向き、法定で弁論を行ったり、証拠調べ(証人尋問という)や和解などを含めた手続きを行う B裁判関係の業務 などがあります(ただし裁判に関するすべての業務を行えるわけではありません)。我々は税金関係の仕事をしていますが、会社を運営していく上では今回改正された会社法(旧商法)の規定も重要になります。その商法関連の会社法務については専門家である司法書士の分野です。

次に社会保険労務士はどんな仕事をしているのでしょうか。社会保険労務士の仕事は @行政機関に提出する書類等の作成および事務手続き A諸規定・帳簿等の書類の作成・届出 B人事や労務に関するコンサルティング Cあっせん代理業務 などがあります。@については社会保険や労働保険の届出などがあり馴染み深いかもしれません。Aについては労働者を雇っている以上、会社は必ず労働基準法の適用を受けるので、それに準じた書類の届出や作成が必要になるのです。たとえば社員が10人以上いる会社には就業規則の作成・届出が定められています。

各専門家の業務内容について上記のとおりですが、実際に我々が関わっていく上では具体的に次のようなケースが考えられます。

司法書士については会社の設立や変更の登記、議事録や契約書の作成、不動産の登記、また相続時の被相続人の戸籍謄本・除籍謄本の取得、そして裁判になる前の和解の代理や相談などです。

 また社会保険労務士については、社会保険・労働保険の手続きや労災時の給付金の申請、労働者名簿や就業規則などの作成、教育訓練制度やフレックス制度の策定、助成金の獲得についての相談や申請書類の作成などが考えられます。

各専門業務についての具体的なイメージが少しずつ湧いてきたことと思います。

さて、ここでひとつ質問です。これらの業務はいつもこれらの専門家に依頼しなければならないのでしょうか?そんなことはありません。我々税理士の業務も含めて、会社の方で自力でできるのであればやっていただいていいと思います。ただしやはり時間がかかりますし、作成した書類に不備があれば何度も足を運ばなければなりません。つまり「早く」「正確」に物事を処理するためには、専門家に依頼するというのは意味があることだと言えます。表現を変えると「手間ひまを買う」ということでしょうか。それともうひとつ重要なのはその専門家と1度きりでなく継続的に関わっていくかどうかです。継続的に関わるのであれば初回に提示した資料が必ず有効になる筈ですので、次回依頼するときにはスムーズに事が運ぶと思われます。

我々の業務も含めてこれからは専門家を上手に利用していただけたらと思います。

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