必要な保険の金額
「保険」と聞いてどんなことを思い浮かべますか?「とりあえず入っておけばいい」程度に考えられている方も多いと思います。保険とは将来のリスクに備えるための大切な手段なのです。
将来のリスクと言われてもピンとこないかもしれませんが、例えば一家の大黒柱であるお父さんが急に倒れてしまえば、その生活資金がストップしてしまうことになります。今回は受け取る保険金をどうやって算定するかについて具体的な例をもって考えてみることにします。
例えば夫(35歳)、妻(32歳)、こども2人(5歳と2歳)で、月間の生活費が25万円という家庭を想定してみます。
夫が急死するという突然の不幸があった場合、●家族の生活資金 が必要になります。末子の大学卒業年齢を22歳として、いまから20年間の生活資金を算定します。次に ●妻の生活資金 を考えます。末子の大学卒業時の妻の年齢を52歳として、その時点から妻の平均余命(何歳まで生きられるか)までの期間を基礎に算定します(例では34年)。 そのほか ●教育資金 ●結婚資金 ●住宅資金 ●緊急予備費 など必要に応じて加えていくことになります。
この家庭でその必要額を試算してみると
| 家族の生活資金 |
=25万×0.7×20年×12ヵ月
=4,200万円(月間生活費の7割を家族の生活資金として見積) |
| 妻の生活資金 |
=25万×0.5×34年×12ヵ月
=5,100万円(月間生活費の7割を妻の生活資金として見積) |
| 教育資金 |
=1,200万×2人=2,400万円(幼稚園から大学まですべて公立として) |
| 結婚資金 |
=150万円×2人=300万円 |
| 住宅資金 |
=3,000万円 |
| 緊急予備費 |
=500万円(病気やケガの治療費、冠婚葬祭費など) |
上記の合計金額は15,500万円となっており、すべてにおいて低めに見積もっていますので、実際にはこれ以上の金額になると予測されます。ただし既に持ち家があったり、妻が働いており生活資金を負担している場合、また月間生活資金が例(25万円)よりも少ない場合にはその金額は減少いたします。
さてこれらの算定はあくまでも現時点においてのものであり、年数が経過するに従ってこれらの必要な保険金額は減少していきますので、数年に1度は保険の内容を見直すことが望ましいわけです。
また夫が定年を迎えた時点においては、子どもの扶養の必要は無くなっており、公的な年金収入や退職金収入も加味した上で夫と妻の老後の生活資金について考えることになります。
保険は一度加入するとそのまま保険料を支払い続ける場合が多いと思われますが、時の経過とともに必要な補償額も内容も変わってきますので、是非これを機会に保険の定期的な見直しをされてはいかがでしょうか?

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