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保険は契約内容を再確認

日本人は「リスク」にお金をかけるという習慣があまりないように思う。物と物の交換ならわかりやすいが、目に見えないサービスだからだろうか。まして「保険」は何かがあって初めてその効力を発するものであり、その何かは起こらない方が良いからだ。しかし日常生活をしていく上で保険への加入はある程度必要だと思う。突然のリスクの発生で人生設計が大きく変わってしまう可能性があるからだ。

その第1歩として保険の契約内容をよく知る必要がある。そして「ご契約のしおり・約款」は必ず読もう。たくさん書かれていて読みづらい場合でも、下記の項目には最低限度目を通してほしい。保険は一度契約するとそのまま保険料の支払いには無頓着になってしまうが、一定期間保険料を支払い続ける高い買い物である。まして保険に加入しているのに、リスクが起こったときに保険金の支払対象では無い、と言われたのでは意味が無い。これから保険に加入する人や既に保険に加入している人も含めて、保険の契約内容の下記のポイントについて確認しておきたい。

◆入院給付金の支払要件は
給付金は入院をするとすぐに支払われるわけではなく、その最低入院日数が定められていることが多い。「疾病により継続して5日以上入院されたとき」などは典型的な例である

◆保険対象のとなる手術の種類は

医療保険の手術給付金の支払対象となる手術は限定されている。医療の進歩と共にその範囲は拡がってきており、契約時には給付金の対象となる手術についてもしっかりと確認しておきたい

◆誰でも入れる入院保険は
加入時に告知(今までの病歴を知らせること)の必要がなかったり、告知項目が少ない医療保険については、加入後2年間は契約前に発症した病気については保障されない、または保険金が減額される、という制限が設けられていることが多い

◆がん保険はすぐには保障されない

がん保険の約款には、一般的に保険加入後すぐに保障が開始されるのではなく、契約日を含めて、90日または3ヵ月が経過して初めて保障が開始される場合が多い

◆「不慮の事故」の特約は必要か

死亡保険金には不慮の事故をカバーする保険や特約があるが、不慮の事故には「急激」「偶然」「外来」という要件が必須であり、その実際の発生確率は限りなく低い

◆満期金、配当金の額は当てにならない

契約時の保険設計書には満期・配当金の説明が書かれているが、よく見ると「配当金の額はこれを保証するものではない」と書かれている場合がほとんどである
いくらの保険に加入するかはその人の状況によって異なるが、目安として保険料は収入の5%以内にとどめておきたい。また「無事故でボーナスが」という貯蓄型の保険もあるが、解約のしにくさなどの資金の流動性を考えると、貯蓄と保険は分けて考えたほうが良い。また高額療養費や疾病手当金など、いざ病気やケガをしたときでも健康保険から手厚い保護が受けられることも考慮して、必要な分の保険だけを賢く選んでいきたい。

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